ユニオンおおさか2013年の決意

働く仲間の皆さん!全国一般ユニオンおおさかは、2013年も労働者の雇用と生活を守る闘いに全力をあげて取り組んで行きます。

ユニオンおおさかは、1987年に、一人でも参加できる個人加盟の労働組合として結成して以来、毎年、経営側の一方的な解雇をはじめとする不当な攻撃をうけた多くの仲間が参加し、それらの攻撃をはね返す取り組みを行ってきました。昨年はおよそ70件の労働相談(メールや電話相談も含む)があり、今年も既に5件の組合加入があって、厳しい内外情勢の中、パワハラ・リストラ・解雇問題等労働相談の増加が予想されます。ユニオンおおさかはこうした労働相談に適切に対応したいとおもっています。気軽にご相談ください。

昨年、労働相談の多くはパワハラ・退職強要・リストラ・解雇問題の相談であり、激しいパワハラのためうつ症状になる人が多くいました。その背景としては、デフレ不況と生き残りをかけた企業間、労働者間の競争の激化があります。労働力が市場にあふれているため、また市場・競争を万能とする新自由主義の考え方を背景として、企業は業績があがらないと安易に労働者を退職に追いやる、あるいは解雇して労働力をとりかえる傾向にあります。経営危機の原因をもっぱら労働者の責任に帰し労働者を犠牲にして乗り切ろうとしてきたのです。

こうして各企業がパワハラ・退職勧奨を繰り返すために多くの労働者は悩み苦しみ退職することを余儀なくされています。しかも、企業がいきなり解雇するのではなく、まずは自主退職に追い込もうとパワハラをくりかえすためにうつ症状に陥る労働者が多くなっているのです。労働者に犠牲を強いるこうした会社の理不尽な攻撃を許すわけにはいきません。

けれども、企業によるパワハラ・退職勧奨・解雇が横行する原因は不況など経済的理由だけではありません。労働者の雇用と権利を守る労働組合が敵視され労働者の権利が無視ないし軽視されるという間違った社会的風潮も関係しているのです。それゆえ、私たちは、労働者の団結を強め、働くものに犠牲を強いる政治・経済、社会のあり方もかえていかなくてはなりません。ユニオンおおさかは、今年も、労働者の雇用と生活を守り、労働組合が大きく、そして強くなるようにがんばっていきます。